アルギニン

 

妊活男性の報告
●Schachterらは、男性不妊症の患者にアルギニンを摂取させたところ、治療した患者のうち半数以上 に精子数の増加が見られ、28%に妊娠が認められた。(J. Urol., 1973; 110: 311-313 )

●Scibonaらは、男性不妊患者40名を対象にL-アルギニンを投与し、精子運動率の改善がみられたと報告しています。(Minerva Urol Nefrol. 1994;46:251-253)

●Mendezらは、アルギニンは精子の運動性に重要な働きをするポリアミンの生成を増加することによって精子の運動性を 高めるということを提案した。(Ginecol. Y. Obstet. de Mexico, 1993; 61: 229-234)

●浜松医科大学では、精子の運動性が30%以下であった患者(25例)に対しアルギニンを摂取させたところ、 21例に運動性の改善がみられ、6例に自然妊娠が確認された。(第48回日本不妊学会で発表(平成15年10月1日))

 

 

妊活女性の報告
●子宮内膜(EM)が8mm以下と薄く、子宮放射状動脈抵抗値(RA-RI)の高い61例の患者に対し、ビタミンE、 L-アルギニンを服用してもらい比較した。結果、ビタミンEは子宮内膜を52%改善し、RA-RIを72%改善したのに比べ、 L-アルギニンは子宮内膜を67%改善し、RA-RIを89%改善した。 (Fertility and Sterility Vol. 93,No. 6, April 2010, 1851-8)

●体外受精における卵巣反応不良例にL-アルギニンを併用したところ、卵胞数・採卵数・胚数などの改善がみられ、妊娠例も報告されたとしています。(Hum Reprod. 1999 Jul;14(7):1690-7.)

 

 

Lカルニチン

妊活男性の報告
精子DNAの断片化状況(DFI)、精子の運動性の結果が悪かった88人の男性(治療群44人、対照群44人)の治療軍に対してLカルニチンを投与した所、投与してから3ヶ月後には対照群と比較して数値が精子DFI20%低下、精子運動率が約25%上昇した。L-カルニチンは男性不妊患者における精子の運動性と精子DNA損傷の予防を効果的に改善する可能性がある。
J-GLOBAL ID201602204414150758

精液所見正常精液と比較し、乏精子症、乏精子・精子無力症および無精子症患者の精液では、精漿中のカルニチン濃度が低下することがわかっています。英ウィメンズクリニックの塩谷氏らの研究グループは精漿総カルニチン濃度の測定を行い、精子濃度との相関性を検討。精漿中のカルニチン濃度は精子濃度と正の相関(R=0.443)があることを確認しました(日本IVF学会雑誌Vol.17 (2014) No.2 p.67

勃起不全(ED)患者に3カ月間、L-カルニチン、L-アルギニンおよびナイアシンを配合したサプリメントを摂取させる調査が行われ、40%の患者が勃起を改善したという報告が行われました(2012 May;44 Suppl 1:600-4

 

 

妊活女性の報告
●体外受精を受ける女性515名を対象とした研究では、採卵前のL-カルニチン摂取群で、卵子成熟率、受精率、胚盤胞形成率、累積妊娠率、出生率の改善が報告されています。(Front Endocrinol. 2024)

●PCOS女性を対象としたRCTのメタ解析では、L-カルニチン摂取により、排卵率、化学妊娠率、臨床妊娠率、子宮内膜厚などに良い影響が示されたと報告されています。(Obstetrics & Gynecology Science, 2025;68(4):260-272)

 

抗酸化成分

 

妊活男性
アスタキサンチンを3ヶ月摂取したところ、活性酸素が優位に減少し、精子速度が上昇した。累積および周期あたりの妊娠率はそれぞれプラセボ群が10.5%および3/6%出会ったのに対し、アスタキサンチン を摂取した群は54.5%および23.1%と優位に高かった。(日本補完代替医療学会誌第5巻第3173-182)

特発性精子無力症の男性を対象に、αリポ酸を12週間摂取させる三重盲検プラセボ対照試験を実施し、精子数、精子濃度、精子運動性の改善を報告しています。(Int J Reprod Biomed. 2015)

ピクノジェノールとアルギニンを男性不妊患者に投与することで、造精能(精子を製造する能力)とIIEF(国際勃起機能スコア)の改善することができた(第31回アンドロロジー学会)

 

 

妊活女性
●子宮内膜症を有しARTを受ける不妊女性50名を対象に、アスタキサンチンを12週間摂取させたところ、抗酸化指標・炎症性サイトカインの改善に加え、採卵数、成熟卵子数、良好胚数の改善を報告しています。(Front Endocrinol. 2023)

●PCOS女性に対してイノシトールとαリポ酸を併用した研究で、インスリン値、BMI、卵巣容積などの改善に加え、胚グレードの改善傾向を報告しています。
※イノシトールはメバエル葉酸サプリに配合されています。(Eur Rev Med Pharmacol Sci. 2015)

●子宮内膜症女性を対象に、ピクノジェノール摂取によって月経痛や骨盤痛などの症状スコアがゆるやかに低下したと報告しています。(J Reprod Med. 2007)

 

 

勃起障害(ED)に効果的な組み合わせ

勃起不全と診断された2545歳の40人の男性に3ヶ月の間Lアルギニンとピクノジェノールを投与したところ、92.5%の男性が正常な勃起を得ることができた。(PMID 12851125 

●ED患者540名に対してアルギニンとピクノジェノールを投与し、対照群(サプリの服用なし)と比較したところ勃起不全(ED)が優位に改善したことが分かった。勃起機能のIIEFサブドメインスコアにも大きな改善をもたらしました。
j.jsxm.2018.12.002

乏精子症・精子無力症と勃起不全(ED)の日本人男性を対象にLアルギニンとピクノジェノールを投与したところ、精子濃度、運動率国際勃起機能指数(IIEF)の大幅な改善が確認できた
10.4081 / aiua.2015.3.190